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ロックフィッシュ用 ジグのアシストフックを考える!

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私、『ショアスロー』という釣りが好きなんです(*^^*)

いわゆる、ショアからスロー系のジグを使って行う、ショアスロージギングですね!

前回の記事においても、それを使った戦術を展開して、良型のオオモンハタをキャッチできました。

で、この釣り方を自分がよくやっているロックフィッシュゲームでやっているわけなんですが、少し課題というか気になる部分が見えてきました。
ん~というか、ショアスローに限った話ではなく、ロックフィッシュのワームの釣りでも同じことがずっと気になっています。

それが何かと言うと、”口切れ”です!

どうゆうこと?って部分を少し説明したいと思います。

まず、根魚系って言うのは、比較的口が硬い魚で上顎や下顎、口の奥に針がかかれば、口切れるって事はそんなにありません。
ただ、唇の繋ぎ目にある薄い部分とかに掛かると非常に切れやすくなります。

DSC_6649_LI

さらに言えば、これは相手が大型になるほど問題になってきます。
当然ながらハタゲームにおいて、ドラグを出してのやり取りはほとんどしないわけですが、ウェイトとパワーの強い大型の個体を強いドラグ値で、無理矢理寄せにかかれば口切れのリスクが高まり易いわけです。
市場に出ているハードロックフィッシュロッドの特にベイトの方は、ガチガチのロッドが多いので余計に切れやすくなります。

とは言え、強引なやり取りをしないようにすると、今度は根に潜られたり根にラインを巻かれたりというリスクが上がります。

また、口切れしやすくなる。すなわち、針が外れ易くなると異なる課題を併発します。
それは、根に潜られた時に発生します。
まず、どんな方法を使っても、根に潜られないという事は現実的に不可能であるという事を先に書いておきます。

その上で、根に潜られた場合、釣り人がどのような対処をするかと言うと、「ラインのテンションを抜く」という事をするはずです。
しかし、上記の問題により強引なやり取りをする最中に根に潜られると、フックが外れ易い状態になっている可能性があります。
その状態で、ラインのテンションに緩急を付けるような事をしてしまうと、当然バラシ易くなってしまいます。

すなわち、強引なやり取りをしても口切れしにくく、また可能な限り抜けにくい針』と言う物が必要になってきます。

では、口切れしにくい針ってどんなものかと言いますと、太軸の針になります。
少し考えれば分かりますが、針の軸というのは、細くなるほど刺さっている点における表面積が小さくなり、力が集中し易くなります。
そのため、細軸になるほど口切れがし易いのです。
ただ、細い方が貫通力も高まるため、根魚の硬い顎にフッキングさせるためにも、ただ太い針にすれば良いというわけでもありません。

それを踏まえて、既製品の針なんかもいろいろ見て行ったんですが、ハタに使われるジグってせいぜい40g程度のライトショアジギング用。それに合う針って軒並み軸が細い。

また、”抜けにくい針”というのはさらに問題で、一応は理論的なものがあるんだけれど、何がベストなのかなんとも言い難い部分です。

そこで、いろいろ針を試していて、現在検証しているのがこれ。

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これが何かと言いますと、九州の壱岐の方とかで有名な、50cmとか60cmとかになる大アジを狙うための針です。

自分が思うに、口切れで一番最初に思い浮かんだのがアジでした(笑)
アジは、口が弱く口切れが多い魚。
しかも、大型のアジとなれば引きも強烈で、余計に口切れし易いと、状況的には通じるものがあります✨
そのため、それ専用の針であれば、思うような働きをしてくれると考えました(#^.^#)

実際に、結んでみるとこんな感じ。

DSC_6476

下のが、投次郎40gに標準で付いているフック。上が大アジ針です。

見てもらえば分かりますが、軸はやや太めですが、大型青物用ほどの太さはありません。

これを使った検証結果の一部をお見せします。

DSC_6645 (2)

これは、沖からかなり強引に寄せた魚です。
見てもらえば分かる通り、顎の薄い所に掛かっていますが、口切れる様子はありません。

さらに、この針の形状がある副産物ももたらしてくれました( ̄ー ̄)ニヤリ
これを見て頂きたい。

DSC_6646 (2)

お分かりになるでしょうか。

DSC_6646 (2)_LI

内側から顎を貫通した針の針先が、さらに外側から顎に食い込むんですよ✨
こうなってしまうと、もはや完全にフルロック状態になります。

例えラインを緩めても、外れようがありませんし、顎に接してる点が2点あるため口切れのリスクがさらに低下します。

そして、この針によって獲ったのが先日のオオモンハタ。


写真を撮り忘れてしまったのですが、まさに上記のフルロック状態の掛かり方をしていて、口切れどころか陸に上げても針が全然外れませんでした(^^)/

また、アジ針というと強度が気になるかもしれませんが、この針はうちの船でカツオ・マグロのコマセ釣りで使う推奨フックになっています。
自分も、この針で実際にカツオやキハダを釣ってますので、陸からの釣りで思わぬゲストが食ったところで破壊される事は、ほぼないと思って大丈夫👍

けっこう、良い感じに仕上がって来てるなと個人的には思います!

まぁ、この針を人に勧めたいと思ってこの記事を書いてるわけではなくて、あくまで検証結果の備忘録。

自分の思い描く理想の釣りのために、いろいろと検証してきたので、この辺で途中結果を記録としてあげておこうかなと思った次第です(笑)

まだまだ、適切な針の大きさや、アシストラインの長さ、針の本数などのセッティングといった部分で検証中の部分もけっこうあります。
また追って、この辺りも詰めていきたいなと思います(^^)

とりあえず、今回はこの辺にしておきましょう。
それは、また!

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