先日、Twitterの質問箱で『南伊豆エリアの考察記事を待っています』という感じの質問を頂き、なんのことかと思ったら、ずいぶん昔に書いた伊豆のエリア別のハタの考察記事について、南伊豆エリアの話を別で書くとブログ内で書いていたものの、完全に忘れていたようです(笑)
伊豆でハタを釣るためのエリア選択とは
確かに、どうゆうわけだかアクセス数の多い記事なので、書きかけで放置するのはあまりに不親切。ということで、この機に南伊豆エリアの話を追記していきます(‘ω’)ノ
さて、前の記事では伊豆で釣れるメインのハタとして、オオモンハタとアカハタの生息域の違いなどについて書きました。
その中で、西伊豆と東伊豆の分布などについての考察を書きましたので、今回は南伊豆エリアについての考察となります。
まず最初に、南伊豆エリアには他にはない特徴があるので、そこから紹介しようかと思います。
南伊豆エリアのハタ自体の考察は、その後に少し書きましょう(=゚ω゚)ノ
南伊豆エリアのハタ自体の考察は、その後に少し書きましょう(=゚ω゚)ノ
さて、まず主な特徴は以下のような物があります。
1.黒潮の影響を受ける
2.地形変化が激しい
3.流れが速い
1.黒潮の影響を受ける
南伊豆は、黒潮の影響を特に受けるエリアでもあります。
そのため水温が非常に上がりやすく、西伊豆や東伊豆に比べるとシーズンの早い時期からハタが釣れだします。
しかし、黒潮の影響をより濃く受けるがために、黒潮の動きによって水温が激しく変動してしまいます。
ハタを狙う事を考えると、最盛期で平均水温がハタの適水温に入っていればまだ狙い易いですが、春先などシーズンの初期頃では釣行タイミングが非常に難しいエリアです。
南伊豆エリアで、春のシーズンにハタを狙おうと思ったら、釣行タイミングを選択するためのノウハウが別途必要です(笑)
南伊豆エリアで、春のシーズンにハタを狙おうと思ったら、釣行タイミングを選択するためのノウハウが別途必要です(笑)
2.地形変化が激しい
地形変化が極めて激しいエリアです。
塔のように海底からそびえたつ生え根や、包丁で切って落としたかのような崖のような駆け上がり(10m以上)、沈み根や岩盤に絡んだ無数のスリットなど、驚異的な地形をしています。
単純に地形変化が激しいというだけなら、ロックフィッシュのポイントとして魅力的に思えますが、根掛かりが激しく、根擦れも激しいため、このエリアに合わせたタックルセッティングを考える必要があります。
3.流れが速い
とにかく流れがぶっ飛びます(笑)
いったん潮が走り出したら、通常のハタゲーム用タックルでは太刀打ちできない激流になります。
もちろん、潮が緩い日も普通にありますが、基本的には流れが速くなることを意識した戦略が必要です。
自分がよく行く、南伊豆の中木の沖磯であれば、1.5~2オンスのテキサスや潮が速くなれば80g前後の鯛ラバやインチクなども普通に使います。
(ショアジギだと200gのジグを投げる方も普通にいる)
ハタゲームのメインメソッドであるテキサスリグだと、シンカーの重さの最下限は1オンス(28g)ほどだと考えた方が良いです。
ラインを細くすれば、それ以下でも底が取れる状況や磯もありますが、上述した地形変化の激しさが相まって、ラインブレイクが連発する可能性があります。
南伊豆エリアのハタゲームについて
ここまで、南伊豆エリアの特徴について書いてきました。
では、実際にハタゲームないしハタの状況としてはどうなのか最後に書いていこうと思います。
結論から書きまして南伊豆のハタゲームは、難しいです(笑)
極めて雰囲気は良いのですが、上述したような流れの早さや根の荒さとの戦いになり、一般的に伊豆のハタゲームとして言われるようなタックルだと太刀打ちできないケースがあります。
それも相まって、南伊豆ではそこまでハタの数釣りというものはできません。
(特定のパターンで爆発する時はある)
それでも自分が好んで南伊豆エリアに足を運ぶのは、その秘境感あふれる雰囲気もさることながら、釣れるハタの平均サイズが他のエリアより大きいからに他なりません。
伊豆のハタゲームと言ったら、ほとんどの方が西伊豆に入られているように見受けられます。(たまに東伊豆)
しかし、多くの方にポイントを叩かれ過ぎているせいか、アカハタで見ると地かたでも沖磯でも、手の平大ほどの小型も混じって来やすい印象です。
もちろん、人に打たれているというだけでなく、南伊豆に比べると流れも穏やかだし、浅場も多くて小型が付きやすいというのもあるでしょう。
感覚的には、西伊豆のアカハタであれば最大35cmほどを超えれれば御の字というところではないでしょうか。
対して、南伊豆エリアであれば35cmほどは普通に釣れます(笑)
壁は、38cmというところです。
それでも、時折40cmオーバーのアカハタや50cm前後のオオモンハタなども上がりますから、ポテンシャルは非常に高いエリアであると思います。
その高いポテンシャルと秘境感溢れる絶景を知ってしまったら、南伊豆の魅力に憑り付かれてしまうことでしょう(笑)
南伊豆エリアでのハタゲームをした事がないという方は、ぜひとも一度行ってみて欲しいなと思います(^^♪
まだまだ書いていきたいところはありますが、とりあえず今回はこの辺にしておこうかと思います。
それでは、また!