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【初心者向け】ギア比=巻取り速度じゃない!?リールのギア比とは!

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今回は、初心者向けにベイトリールを例に『ギア比について』解説します!
そんなことわかるよ!って言うベテラン勢はスルーしてくださいw
だけど、世の中にはギア比の違いを巻き取り速度の違いだと思っている人があまりにも多いので、あえて解説しておきます(‘ω’)ノ

1.ギア比ってなに?

そもそも、ギア比ってなんでしょう?
ギア比って言うのは、
duraclutch_up_re
メインギア(ハンドル側)とスプール側の、ギアの歯数の比率を言います。

たとえば、ギア比8.0の場合:
(メインギア)ハンドル1回転あたり、スプールが8回転することを意味します。

この点を見れば、「ギア比が高いほど巻取り速度が速い」のは間違いないのが分かります。
しかし、ギア比とは巻取り速度のみ表すものなのでしょうか?

2.ギア比=巻取り速度じゃない!?

結論から言いますが、ギア比とは巻取り速度だけを表すものではありません。

では、何を表す数値なのか?

それは、『トルク』です!

もっと分かりやすく言えば、巻取り力です!

どういうことなのか、巻取り力の見方を説明します。

ギア比8.0である場合、ハンドル1回転あたりスプールが8倍回転します。
これに対し、巻取り力はハンドルを1回転させる力の8分の1になります。
つまり、人間がハンドルを回す力がギア比の倍率に反比例して小さくなるということです。

(先日のRevo SXの記事でも触れましたが)
ようは、ギア比が高いほど巻取り力が弱く。ギア比が低いほど巻取り力が高くなります。

巻取り力=人間の力 ÷ ギア比

ただし、人間の力はハンドル長によって倍率がかかるので(てこの原理のようなもの)

巻取り力=(人間の力 ×(ハンドル長÷2))÷ ギア比
2で割るのは、ハンドル長がノブからノブまでのため、回転軸からノブまでの距離を計算している。

例:
人間の力を1として、
ハンドル長:90mm
ギア比:8.0

巻取り力=(1×(90÷2))÷8.0=5.625
何キロの力が出るとかでなく、リールを比べる際の巻取り力の指標だと思ってください。

3.ギア比による性能差を見てみよう!

先日の記事でも、例を挙げたビッグシュータコンパクトと新しく出るRevo WINCHを比べてみましょう!
【AbuGarcia】2018年新作ベイトリール Revo SX がもうすぐ発売だぁ(≧∇≦)

BigShooterCompact_001
ビッグシューターコンパクト
ハンドル長:95mm
ギア比:8.0

web_revo_winch_11
Revo WINCH
ハンドル長:95mm
ギア比:5.4

(人間の力は、同じとして1)
ビッグシューターコンパクトの巻取り力=(95÷2)÷8.0=5.9375
Revo WINCHの巻取り力=(95÷2)÷5.4=8.7962

比率にして、Revo WINCHのパワーを見ると
Revo WINCHのパワー=Revo WINCHの巻取り力 ÷ ビッグシューターコンパクトの巻取り力
=1.481

つまり、Revo WINCHのパワーはビッグシューターコンパクトの『1.481倍』の巻取り力が出る事が分かります!

これが、ギア比というものです!
これを考えていくと、リール選びがまた楽しくなると思います!
いろいろなリールを比べてみてくださいね!

では、また!
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