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伊豆 ハタのプラッキングゲームのすすめ!③

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前回までの記事では、ハタプラッキングにおける魅力や意識すべきポイント

食わせるためのコツなどについて紹介しました

今回は、ハタプラッキングに適したタックルについて書いていきたいと思います(‘ω’)ノ

とは言え、ハタプラッキングに適したタックルって何だろうかと考えた時に、正直に言って自分の中でもイマイチ明確な答えには辿り着けていません(笑)

ロッドについてであれば、やり易い/やりにくいというのがあるのですが、問題はプラグ…
どんな動きやフォルムのプラグが向いているのかなどが、まだはっきしりないのです(^^;
ですが、よく釣れるプラグやそうでないものなどがあるのは確かなので、現状で見えてきている要素などをふまえつつ紹介したいなと思います。

3.適したタックルについて
では、ハタのプラッキングに向いているタックルについて、それぞれ具体的に紹介していきます。

ロッド:
まず、ロッドについてです。クランクやシャッドでの釣りをしていく上で、なかなかに重要なポイントになります。
一般的に、ロックフィッシュロッドと言えば先調子で硬めのロッドが多いような印象ですが、そういったロッドはプラグの巻きの釣りに適しておりません。
前回の記事でも紹介しましたが、狙うべきスポットは根の絡むポイントや地形変化です。
そうゆう場所で、硬めのロッドで巻きの釣りをすると、根にルアーが当たった時に上手く乗り越えてくれず、スタックしやすくなってしまいます。
また、プラグの釣りだと、かなり攻撃的な引ったくりバイトが出易いのが一つの魅力でもありますが、硬いロッドはそうゆうバイトを弾き易いのです。

そのため、プラッキングゲームに使うロッドは、適度な粘りのあるロッドでなければなりません。
また、ルアーにそれなりの巻き抵抗があるので、ただ柔らかいだけだとロッドが入りすぎてやりづらいため、バットは強めでしっかりとパワーを内包したロッドが良いです(^^)/

自分の場合、ハタのプラッキングゲームは小ハタのライトゲームの延長としてやっているので、INX.labelのサビオを使っています(^^)/

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もう少しパワーを上げるなら、Crawla83ですね
スピニングだとできないのか?
という話もあると思いますが、スピニングだと巻き重りが強すぎてやりにくいかもしれません。
スピニングに対応した設計がなされた、クランクやシャッドであればできると思います。

リール:
これは、自由です(笑)
カルコンとか、巻きの釣りが得意なリールが良いと思います。

ライン:
これは、割と大事です。
どの銘柄を使うかは、別に自由で良いのですが、問題は材質と太さです。

ハタプラッキングのラインセッティングをする上で考えなければならない観点として、ラインの「浮力」と「水抵抗」があります。
この2つの要素はラインの材質と太さによって変わりますが、ルアーの潜航レンジに影響を与える重要な要素です。

基本的には、PEやナイロンは浮力があるので水に浮くのに対し、フロロカーボンは比重が重く水に沈みます。
当然、浮力のあるラインを使用するとルアーの潜航レンジが浅くなります。
また、フロロカーボンが沈むと言っても、太くなっていけば水の抵抗が上がりレンジは浅くなります。

それをふまえて、ラインセッティングです。
一つの方法として、比重の重いフロロカーボンをメインラインにしてやるのも一つの方法ではないかとも思います。
ただ、フロロは張りが強いため非常にキャストがしずらい(ライントラブルが起きやすい)という事と、飛距離が出しにくいという欠点があります。

そこで自分の場合は、メインラインを飛距離が出しやすく扱い易いPEにして、リーダーはフロロのロングリーダーを使用しています。
このロングリーダーの長さを、最低でも水中に沈む分の長さを取るのが重要なポイントです。

ようは、投げ易さや飛距離などのキャスタビリティの部分をPEでまかない、ルアーの潜航レンジはフロロのロングリーダーで稼ぐという考え方です。

唯一の弱点は、「ベイトタックルでなければ出来ない」という事ですね(笑)
まぁ、できないとは言いすぎですが、スピニングでフロロのロングリーダーを使うとライントラブルの温床になるので、おすすめしません(^^;

また、自分のラインセッティングとしては

メインライン:PE0.6~0.8号

リーダー:フロロ6lb~10lb

※6lb程度にすると、レンジもしっかり入り使い易いですが、根擦れによるダメージが大きいので、定期的に結び変える必要があります。

ルアー:

最後にプラグについてですが、これはまだまだ模索中の部分になります(笑)
とりあえず、自分が選ぶ上で意識しているポイントをあげておきます。
・潜行レンジ1.5~3m
・直進安定性
・飛距離
・ワイドウォブリングよりタイトウォブル

まず、潜行レンジですが、1.5~3m程度の物が堤防周りや、ちょっとした岩場でも使い易いですね(=゚ω゚)ノ
この範囲のレンジだと、1種類のプラグではまかなえないので、浅いレンジと深いレンジを引けるものを最低でも2種類程度あると良いかと思います。

次に、直進安定性です。
どうゆうものか、イメージしずらいかもしれませんが、簡単に言うといかに真っ直ぐに泳ぎ続けられるかです。
早巻きをした場合や、潮の流れ、波などがあっても、動きが破綻しない事です。
これは、海で使う場合には釣果に直結する必須事項です。

次に、飛距離です。
これは、広い範囲を探れるという意味もありますが、クランクやシャッドを使う上では、レンジに絡む要素です。
ルアーの着水から最大潜行レンジに到達するまでに、ある程度の距離が必要になるために、飛距離が出るほど狙った水深をしっかり引けます。

最後に動きですが、割となんでも釣れると言えば釣れるんですが、ブルブルとワイドウォブリングするやつよりは、ベイトフィッシュライクなタイトめな動きの方が、反応が良い印象があります。

自分が使っている具体的なプラグをご紹介します。

まず、シャッディングX(Deep)です。

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これは、潜行レンジが2~2.5mといったところで、比較的深いレンジも探れます。
また、非常に食わせの能力が高いので、ただ巻きが非常に強く、クランクを通した後のフォローベイトとしても優秀です。
しかし、弱点があり、直進安定性と着水から泳ぎ出しまでの立ち上がりが悪いです。
ややスローで巻き初め、しっかりと水を噛ませながら巻くように意識すると良いです。

確かに弱点こそあるものの、食わせの能力が段違いに高いので、レギュラーメンバーとしては譲れません(笑)

次に、IXIシャッドType-3です。

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自分が試してきたクランクの中で、最強と言えるクランクです(^^)/
およそ、ハタのクランキングに必要な要素を全て備えています。
特に飛距離と直進安定性が桁違いに優れていて、海での使用でも極めて使い易いルアーです。

ただ、性能は最強なんですが、値段がやや高いという欠点があります(^^;
中古などで安く見つけたら、使ってみて下さい(笑)

次に、ディプシードゥです。

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これも、飛距離と直進安定性が非常に優れています。
また、潜行レンジのタイプが数種類あり、正直これを数種類持っているだけでもゲームは成立します。
しかも、ディプシードゥは中古市場に出回っている数が多い上、安いので非常に使い易いルアーです。

荒根とかで、根掛かりが怖い場合は、まず先発で入れて様子を見ても良いでしょう(^^)/

最後に、ソウルシャッドです。
写真が見つからなかったので、今度釣って撮ってきます(笑)

このルアーも、数種類あるんですが、潜行レンジがしっかり入り、早巻きなどにも対応できる直進安定性があります。
シャッディングXの方が、食わせの能力がやや高い印象ですが、安定性は圧倒的にソウルシャッドです。
広い範囲を早巻きでガンガン探っていく場合や、流れが強いポイントなどではソウルシャッドが良いですね!

これも、中古市場に割と多いので、見つけたら使ってみて下さい(^^)/

実は、他にも使っているのが何種類かあるんですが、端からあげていくのも大変なので、これくらいにしておきます(笑)
タックルベリーなどに行けば、中古で面白そうなルアーがたくさんあると思うので、ぜひ興味がある方は、いろいろ試してみて下さい!

それでは、また!

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