伊豆で、ハタを狙うにあたり
種類に応じたエリア選択があるのを知っていますか?
今回は伊豆で、メジャーなハタ科の魚
アカハタ
1.生息域の違い
アカハタとオオモンハタ
この2種は、ハタという種類の仲間ではありますが好む環境が微妙に違うと言われています。
ざっくりと言えば、
アカハタ=岩礁帯
オオモンハタ=岩礁帯+砂地
となります。
アカハタは、ゴロタや磯といったとにかく身を隠せるゴツゴツとしたエリアが好きです。
オオモンハタは、アカハタのいるエリアにもいますが、多少砂地が混じるようなエリアに多い印象です。
アカハタは、まんま根魚って感じですが
オオモンハタの『砂地』がよく分かりませんね。
実のところ自分も、理由はよくわかりませんがw
おそらく食性の違いから来るのだと思います。
2.食性の違い
アカハタは、甲殻類が大好きな魚で基本的には根回りでカニやエビなどが主食です。
(だから、赤いのかもしれませんw)
それに対し、オオモンハタは魚食性でアカハタに比べても広範囲を回遊し中層付近まで浮き上がってくることも良くあります。(もちろん甲殻類も好きですよw)
3.伊豆半島での分布
伊豆半島において、アカハタは西伊豆から東伊豆に広範囲に分布しています。
これに対して、オオモンハタは沼津~西伊豆に多いです。
これは、なぜなのか?
実は沼津~西伊豆というのは、沖合が砂地という地形が多いエリアなんです。
特に沼津では、岸寄りが岩場で沖合が砂地というパターンが多く、オオモンハタが非常に多く生息しています。
また、西伊豆はゴロタ周りはそれほどでもないですが磯場+砂地が多いのでそういったエリアではオオモンハタを狙うことができます。
西伊豆や東伊豆は、ゴロタや磯が非常に豊富なエリアなのでアカハタが多く生息しています。
自分が釣りをした感じでは、特に西伊豆に多い印象です。
沼津がアカハタのエリアに入っていないのは、西伊豆に比べ砂地の要素が多くあまり生息していないものと思われます。
ここでは、大まかな図を書きましたが「じゃあ、東伊豆にはオオモンハタがいないのか?」「沼津にアカハタがいないのか?」というとそういうわけではありません。
ただ、釣りやすさと絶対数で見るとやはりこのようになるのかな。と思いますw
また、あえて触れなかった南伊豆w
ここは、ちょっと様子が違うのでまた別の記事で(`・ω・´)ゞ
それと、有効なルアーとかベイトパターンとかについても追々書いていきますね(‘ω’)ノ