6月頃だったか、富山のキジハタを狙いに行きました。
その頃は、調べてもまだキジハタの釣果はあまり見えなくて、釣れるのかどうかよく分かりませんでした(笑)
ただ、せっかく時間が取れた事もあったので弾丸釣行を決行。3日間かけてゼロから魚を探しました。
結果的には、スイミングのパターンが異常にはまりまして、巨大なサイズとは言えないものの、3日目にして良型を仕留める事ができました!
ただ、日本海での釣りで気づかされた事があったので、ここで書いておきます。
ずっと疑問だったんです。日本海のキジハタ釣りを調べると、伊豆でアカハタ、オオモンハタを狙うタックルに比べてリグが軽いし、細糸であることが。
まぁ、比較的砂地で遠浅なのは知ってたので、水深に対してリグが軽くなるのは分かるのですが、それなら重いリグで広く探る、沖を探るという戦術もアリ得るはずなのに、不思議と重いリグを使う情報は出てこない。なんでだろうと。
この釣行の時、不思議には思ってたんですが、とりあえず伊豆と同じ28~37g程度のリグを主体に、PE1.5号+30~40lbリーダー、10フィート程度のロッドで行ったのですが、結果から言うとこのタックルではだめでした。
なぜか。
水深は遠浅でも、”水深に対し”根が「高かった」からです。
この状況で最初に用意したタックルでフルキャストしてしまうと、遠投しきった先で根を超えれず、ことごとく根掛かるという現象が発生してしまいます。
でも、体感ですが根の高さは伊豆の方が大きくて高いのに、同じタックルを使うと根掛かるのです。
この時、気が付きました。水深と根の高さの関係性にリグを合わせる必要性に。
ようは、水深が深ければ水中のラインの量も増えて浮力が発生しますし、相対的に釣り人よりかなり低い位置にルアーがある事になるので、少ない力やロッド操作でもかなり強い上方向の力が働きます。
しかし、日本海は水深が浅く、それでいて高い根があるために、普通にロッドを煽ってもリグにかかる上方向の力が少ない。むしろ手前に寄るような力が主にかかってしまいます。しかも、遠投してたらなおさら。。。
それによって、ことごとく根掛かってしまうのだと考えられます。
昔、ブログに書いたことがあるような話で理解してたつもりでしたが、完全に失念してたと言うか、日本海の地形をなめてましたね(笑)
これに対する方策は、2つ。
・ロッドをさらに長くする
・リグを軽くする
です。
おそらく、現地で軽いリグがメインなのはこのためな気がします。
それを遠浅の地形で遠投するために、ラインシステムも細いのでしょう。
ロッドは、いきなり長くできない(というより10ft以上のロックフィッシュロッドは市場にない)のでリグを変更する他ありません。
そこに気がついたのが、初日の夜中。
これは釣りにならんという事で2日目の朝に、釣具屋に走り、リーダーを20lbに変更。
リグも、14~20gに変更しました。
それによって、釣りが好転しまして、もちろん状況を把握できてきたという面もありますが、
初日:夕マヅメに1本
2日目:6本
3日目:たくさん(10数本だと思う)
という結果になりました。
海の状況に合わせてタックルを変更するのは、基本ですが伊豆と日本海だとその違いが顕著なので、非常に勉強にもなったし、面白かったです。
2023年もチャンスを見て行こうかと思いますが、たぶんヒラマサのついでに佐渡ヶ島でやる事になるかもしれません(笑)
以上、備忘録